中学生って小児科で診てもらえるの?

こんにちは、中学生になると、成長期の身体や心の変化が増え、健康に関する悩みも多くなります。そんな中、「中学生って小児科で診てもらっていいの?」 と疑問に思う家庭も少なくありません。特に思春期を迎えた中学生本人は、小児科で診てもらうのは気恥ずかしいと感じられることも多いと思います。このブログでは、小児科の対象年齢や中学生が小児科を受診するメリットについて詳しくお話しします。

小児科の対象年齢

日本では、多くの小児科が高校生以下の子どもを診療対象としています。厚生労働省の公式サイトにある医療法施行規則第十六条に関する疑義についての文書内で、参考として児童福祉法第4条に「児童は小学校入学期から満18歳までのもの」と記載されています。一方で、小児科の診療対象となる年齢については一般的に「小児」とされる7歳以上15歳未満の子どもが含まれることが多いとされています。
ただし、公益財団法人日本小児科学会は「成人期に向かう移行期の診療にあたって、患者が病態・合併症の年齢変化や身体的・人格的成熟に即して適切な医療を受けられるように」とする提言を小児期発症疾患を有する患者の移行期医療に関する提言で行っており、診療対象の年齢範囲は地域や医療機関によって異なる場合があります。そのため、具体的な対象年齢については、かかりつけの小児科に直接確認するのが確実です。

中学生が小児科を受診するメリット

  • 思春期特有の悩みに対応
    小児科医は成長段階に応じた健康問題に精通しており、思春期特有の体や心の変化についてもしっかりサポートしてくれます。
  • 全体的な健康管理
    子どもの成長や家庭環境を総合的に考慮する診察が多いため、よりきめ細やかなケアが期待できます

小児科と内科の違い

「中学生なら内科じゃないの?」と思われるかもしれません。確かに症状によっては内科が適している場合もありますが、成長に伴う症状(成長痛や思春期のホルモン変化)は小児科の方が専門的な対応が可能です。

診察時のポイント

中学生が小児科を受診する際、本人が医師に自分の症状や悩みを伝えることが大切です。また、親御さんは思春期の子どもが相談しやすい環境を整えるための重要な役割を担っています。

まとめ

中学生も小児科で診てもらえますし、むしろその方がより適切なケアを受けられることが多いです。
当院は、年齢を問わず小児科と内科のどちらでも診察が可能ですので、どんな小さなお悩みでも丁寧に対応させていただきます。私たちスタッフ一同、皆様の健康を全力でサポートいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

執筆:医療法人社団 誠道会 広報担当