第2回「東部神経変性疾患を考える会」で講演させていただきました

先日、東部神経変性疾患を考える会がオンラインで開催され、当院のリハビリテーションの取り組みについてお話しさせて頂きましたので、ここに報告致します。 初めてのオンライン形式での発表であったため、不慣れで手際も悪く、お聞き苦しい場面も多くあったかと思いますが、座長の中村先生をはじめ諸先生方に発表会場にて大変温かく見守っていただき、何とか無事講演を終えることが出来ました。

今回は一般講演として岐阜県総合医療センターの田丸先生よりHAL治療について、特別講演では岐阜大学医学部付属病院脳神経内科の林祐一先生よりポリファーマシーについてのお話もありました。

HALを用いたリハビリは県内の医療機関では岐阜県総合医療センターしか行っていないとのことで、そのエビデンスおよび実際の治療効果を詳しく学ぶ事が出来ました。

林先生のご講演では、5剤以上では薬剤による副作用がより出やすくなること、また内服忘れも多くなり治療成績が悪化する事なども分かりやすいデータでお示しされ、これらを解決するには、日々の臨床でも内服自己管理を促す面で注意や工夫が必要であり、私達、理学療法士も注意しなければならない事がよく理解出来ました。 最後に今回の発表にあたりご指導頂きました、諸先生方には心より感謝申し上げます。今後もより質の高いリハビリを提供出来るよう、日々取り組んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

リハビリテーション科 早矢仕